乃紫|全方向美少女でブレイク!経歴と楽曲・ライブ活動について徹底解説

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TikTok上における楽曲人気を測るチャート“TikTok Weekly Top“で2週連続で1位に輝いた「全方向美少女」の制作者である乃紫(のあ)さんは今注目のシンガーソングライターです。

本格的活動を始めたのは2023年と日が浅く、2024年4月にはファーストライブを開催しました。

今回は彼女の経歴・楽曲とライブについてまとめてみました。

乃紫のプロフィール

プロフィール

  • 名前:乃紫(のあ)
  • 生年月日:2000年(月日不明)
  • 血液型:不明
  • 身長:不明
  • 出身:熊本県

プロフィール情報はほとんが不明でした。(誕生日は6月3日との情報があるがソース不明。)

乃紫の経歴とバイオグラフィー

幼少期から高校時代

乃紫さんは幼少期、ピアノのレッスンに通うことで音楽に触れることとなります。しかし、課題曲をこなすことが嫌になり、レッスンをサボり始めます

しかし、この経験が彼女の音楽的基盤を築き、後の作曲活動に大きな影響を与えました。

中高生の頃は、RADWIMPSBUMP OF CHICKENELLEGARDENaikoなどを聴いていたようです。

大学時代とDTMの学習

大学3年の夏に、DTM(デスクトップミュージック)ソフト「Logic」を使用して作曲を始めました。ここで彼女は、作詞、作曲、編曲、歌唱、アートワークの全てをセルフプロデュースするスキルを磨きました。

このセルフプロデュースのアプローチは、彼女の音楽に独自性と個性を与える要素となりました。

音楽活動の開始

2023年から本格的に音楽活動を開始した乃紫さんは、同年に複数のシングルをリリースし、音楽業界に登場しました。

「女子大生がセンスだけでかっこいい曲作ってみた」というテーマで投稿したオリジナル楽曲が、200万回以上の再生を記録しました。

「全方向美少女」の成功

@noa_aburasoba

「全方向美少女」2024年1月5日リリースします!お楽しみに☺️ #乃紫 #全方向美少女

♬ 全方向美少女 – 乃紫

2024年1月にリリースされたシングル「全方向美少女」は、彼女の代表曲の一つです。

この楽曲はTikTokで大きな人気を博し、「TikTok Weekly Top」で2週連続1位を獲得しました。

「動画が回りやすい音源」を意識して制作に取り組んだ初めての楽曲で、短い時間で多くのリスナーの心を掴み見事にバズりました。

自己肯定感が上がる歌詞スマホを動かすだけで簡単に真似をすることができる楽曲に、多くの著名人たちも関心を持ち、たくさんの動画が投稿されることで拡散されていきました。

乃紫の音楽スタイルと特徴

彼女は2023年1月から本格的に音楽活動を開始し、作詞、作曲、編曲、歌唱、アートワークの全てをセルフプロデュースしています​。

乃紫さんの音楽スタイルはJ-POPに分類され、彼女の影響を受けたアーティストには椎名林檎東京事変RADWIMPSなどが含まれます。

彼女の楽曲はJ-POPをベースに多様な音楽スタイルを取り入れたものであり、キャッチーなメロディが特徴です。

曲の1フレーズだけでも強烈に印象に残ること、「数秒間でキャッチー」を心がけて楽曲制作されています。また、作詞については自分の経験や感情ではなく、人々に必要とされていることを意識して書いています。

楽曲紹介

2024年6月までにリリースされている乃紫さんの楽曲について紹介・考察していきます。

杯杯

2022年12月30日リリースの1stシングル。

同じコード進行の中リリックを綴っていく楽曲です。乃紫さん曰く「私の皮肉っぽい性格が表れた歌詞がなかなかオモシロイ」とのこと。

当時15曲くらいあるデモの中から、自分のパーソナリティがよくでた曲ということでデビュー曲に選ばれました。

三軒茶屋の中華料理屋でただひたすら食べるだけのMVが等身大でとても良い。

接吻の手引き

2023年2月1日にリリースされた楽曲。曲の前半は高校生、後半は大学生の視点で描かれています。

ほとんどが同じコード進行のループで展開されていくリズミカルなテンポの良い可愛らしい曲調の楽曲です。ボーカルのハモリパートも気持ち良いです。

ドッグマン
ドッグマン

曲調やベースのオクターブ奏法、ギターリフなどから相対性理論や集団行動などが連想されました。

アフターオール

2023年5月17日にリリースされた楽曲。アフターオール(after all)は「結局」という意味です。切ない初恋の失恋を歌っています。

前2作とは異なりエレキギターをメインに使用した疾走感のある爽やかなロックチューンに仕上がっています。

MVには春夏秋冬100枚ずつの写真を使用されています。

「I just wanna be with you Till the end」(最後までそばにいたい)と伝えることができないことを英詞を用いることでうまく表現していると感じました。その後の「You and I」「言えない」も素晴らしい。

歌い出しの愛錠の測定器「一眼レフカメラ」でしょうか。奇跡的邂逅「ボーイ・ミーツ・ガール」と読むのも面白いですね。

ドッグマン
ドッグマン

サビのメロディで倉木麻衣さんを思い出しました。

東京依存性

2023年6月21日にリリースされた楽曲。東京のムーディな雰囲気を感じるシティーポップ調の楽曲です。

サビの冒頭で出てくる「ハートのエース」はその色と形から東京タワーを意味していると思われます。

また、歌詞の中には数字のカウントが用いられています。

1番の歌詞は「徒歩5分」「あと4分」 「3度目の正直」「 2人」「1大事」とカウントダウンしていき、最後には「天気(てん=10)」に戻ってしまいます。

2番の歌詞では「六本木」「七ツ星(セブンスター)」「八の字」「ここの繋がり(ここのつ)」「天の声(てん=10)」と10に向かってカウントアップしていきます。

どちらも10に行き着くのは「東京(とう=10)」に依存しているということでしょうか?

ドッグマン
ドッグマン

「東京」と「依存症」というワードは椎名林檎さんが連想されますね。

とある夏

2023年7月19日にリリースされた楽曲。失恋をした18歳の夏を歌った楽曲です。夏を感じるギターリフ裏打ちの鈴の音が気持ち良い爽快感のある曲調です。

乃紫さんの声とMVのイメージから女性目線の歌だと思ってしまいましたが、「君の結う髪はまだ黒いまま?」「僕」など男性目線であることがわかります。

しかし、サビの歌詞に「聴きそびれたこと」「言いそびれたこと」があり、男女それぞれの視点での歌詞があるようにも捉えられます。

他の楽曲とは明らかに異なる(まるで椎名林檎のような)歌い方を使用している部分(特に2番)があり、節によって男女の視点を使い分けているように感じました

先輩

2023年8月30日にリリースされた楽曲。キャッチコピーは「年上のお姉さんに弄ばれる後輩の曲」

ギターのリフが印象的なマイナーロックチューンです。AメロBメロサビが全て同じコード進行で進んでいくのが特徴で、どこか諦めがある主人公の心情とリンクしているように感じます。

言葉が詰まったAメロ・サビとは対照的に、余韻が多くなるBメロに浮遊感があって気持ち良いです。

新宿のニーナナ喫茶で撮影されたライブバージョンも良き。

 ヘントウタイ

2023年9月27日にリリースされた楽曲。片思いのフラストレーションをストレートにぶつけたという曲。

MVのナース服で思い浮かべるのはやはり椎名林檎の「本能」

拡声器を使うところや、最後に画面がひいていきスタジオの撮影風景が見えるところも完全にオマージュされています。そんなことを思うとマルバツプレートの動かし方も椎名林檎の旗振りに見えます。

ところで「ヘントウタイ(扁桃体)」は本能と関わりがあり、怒り、恐れ、喜び、悲しみなど情動反応を処理します。これは恋愛感情にも関わりがあるとされているようです。

ヘントウタイは乃紫さんなりの「本能」なのかもしれません。

ホットレモン

2023年11月1日にリリースされた楽曲。デモの段階では「初雪」という仮タイトルであった冬の歌。MVは公開されていません。

「feat. SKRYUバージョン」はオリジナルと違ったリリックが綴られていて、こちらもかなりおすすめ。

全方向美少女

2024年1月5日にリリースされた楽曲。2分4秒という乃紫さんの楽曲の中でもダントツに短い曲で、過去の楽曲よりもUGC(一般ユーザーによって制作・生成されたコンテンツ)を強く意識して制作されました。

サビの頭からブレイクが入るものすごい大胆な手法が使われています。

ドッグマン
ドッグマン

「君」のことを歌う男性目線の曲なのかと思ったけど、女性視点の歌詞もある。

A8番出口

2024年3月27日にリリースされた楽曲。キャッチコピーは「脱ぎ捨てろ学校指定のロックンロール」。10代ならではの感情に焦点を当てて想いを込めたという楽曲です。

タイトルの「A8番出口」は歌詞からもわかるように渋谷駅のハチ公口前の出口のことです。

MVでは物怖じしない少しやんちゃな女学生真面目で優等生な男子学生の恋愛の模様を描いています。主人公の女の子が渋谷の出口で持っている時に見ているノートは、過去作『接吻の手引き』で登場したものでした。

楽曲はポップなロックサウンド。乃紫さんの楽曲の中では抑揚がある楽曲でライブでも盛り上がりそうです。

乃紫さんは「大人にこそこの楽曲聴いて、10代の青春を思い出して切ない気持ちになってほしい」と語っています。「先輩」のアンサーソングという噂も…。

ドッグマン
ドッグマン

楽曲を初めて聴いた時にクリープハイプを感じました。

SHISYAMOに似ていると感じている人もいるようです。

初恋キラー

2024年5月8日リリースの楽曲。キャッチコピーは「あの初恋をぶっ飛ばせ。」

「ロマンスをつまみ食いして、恋愛を娯楽のように楽しむ現代のヒロインたち。でも誰かを好きになる時は毎回初恋だよね?」

ニューレトロな雰囲気が可愛い目を引くイラストは火曜びさんが手がけています

今回の楽曲は音数が少なく打ち込みで作られたような楽曲です。サビのような概念がなく、キャッチーなリズムの繰り返しで構成されており頭に残りやすい曲調です。

「全方向美少女」と同様に非常に短い楽曲で2分9秒しかありません。

ライブ活動について

2024年からライブ活動を開始しており、ワンマンライブやフェスに出演しました。

1stワンマン

2024年4月25日にファーストライブとなる「1st One-man Live at Shibuya WWW」を開催しました。

未発表の新曲を含む全15曲を披露しました。

No.曲名備考
1ヘントウタイ
2惑星より愛を込めて新曲
3杯杯
4学園ハイブランド新曲
5東京依存症
6月と指輪新曲
7何者新曲
8とある夏
9ホットレモン
10接吻の手引き
11踊れる街新曲
12全方向美少女
13先輩
14A8番出口
15アフターオール

フェスへの出演

2024年5月3日にはJAPAN JAM 2024のBUZZ STAGEに出演し7曲を披露しました。

以下が、備考列を追加し、新曲を記載したセットリストのテーブルです:

No.曲名備考
1先輩
2ヘントウタイ
3惑星より愛を込めて新曲
4接吻の手引き
5全方向美少女
6A8番出口
7アフターオール
https://twitter.com/___aburasoba/status/1786696999460597875

将来の展望

乃紫さんは、活動3年以内武道館に立つことを目標として活動されています。また、20年後も愛されるアーティストになることが目標です。

2023年4月には初のライブを行いました。今後も新しい楽曲のリリースやライブパフォーマンスを通じて、多くのファンとつながることが必要となっていきます。

まとめ

今回は乃紫さんの経歴と楽曲について紹介させていただきました。

正直なところ私も「全方向美少女」しか知りませんでしたが、今回をきっかけに知ることができてよかったです。(「東京依存性」が一番好きでした。)

特に驚いたのが音源のリリースの勢いで、1ヶ月に1曲を出すようなペースで活動されています。

2024年にリリースした「全方向美少女」のブレイクをきっかけ今後どのような楽曲が生み出されていくのか楽しみです。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

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