NEVER MiND|BiS3rdアルバムをより楽しむための全曲徹底解説

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BiSの3rdアルバム『NEVER MiND』は、アイドルの枠を超え、さまざまな豪華ミュージシャンをプロデューサーに迎えた革新的なアルバムとなっています。

2023年5月から新メンバー3人を迎えたBiSの最初のアルバムとなりました。

本記事では、このアルバムの魅力や背景について詳しく解説します。BiSについては以下の記事を参照ください。

アルバムの背景

『NEVER MiND』は、2024年2月28日にリリースされたBiSの3rdアルバムです。

前作『LOOKiE』(2020年2月)以来、4年ぶりのフルアルバムとなりました。BiSはこの間に激動のメンバーチェンジを経ています。

  • 2021年12月:ナノ3加入
  • 2022年7月:チャントモンキー脱退
  • 2022年10月:ヒューガー加入
  • 2023年1月:イトー・ムセンティ部、ネオ・トゥリーズ脱退
  • 2023年5月:イコ・ムゲンノカナタクレナイ・ワールズエンドシオンエピック加入

今作は、初期メンバーのトギーに加え、以降に加入した5人のメンバーを加えた6人体制のBiSとしてのアルバムリリースとなりました。

なお、2024年3月にシオンエピックが脱退。のちに5人体制のNEW TYPE Verがリリースされます。

初回生産限定盤通常盤の2パターンでのリリースとなっており、初回生産限定盤には2023年11月2日に開催された「INCREDIBLE BiS TOUR」FiNAL@Zepp Hanedaの映像と、写真集50Pがついている。

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アルバムのテーマとメッセージ

2021年12月にはカバーアルバム『BiS DiVE into ROCKS』をリリースし、BiSの楽曲の幅が広がったことですが、今回のアルバムは豪華6組のプロデュース陣を迎えることで、今までよりもさらにBiSの楽曲の幅を広げ、彼女達の魅力を引き出しています。

『NEVER MiND』「気にしないで、心配しないで」といった意味の英語で、ニルヴァーナ(Nirvana)の2ndアルバムタイトルと同名です。

今作は明確なテーマが公表されていませんが、新体制のBiSの「始まり」をイメージして作られて楽曲が多い印象です。

トラックリストの概要

アルバムは先行リリースされた以下4曲を含む全11曲で構成されています。

先行リリース曲

  • 「イーアーティエイチスィーナーエイチキューカーエイチケームビーネーズィーウーオム」(5thシングルタイトル曲)
  • 「僕の目を見つめて 君の世界になりたい」(5thシングルカップリング)
  • 「LAZY DANCE」(6thシングルタイトル曲)
  • なまえをよんで」(6thシングルカップリング曲)

収録曲は全て豪華プロデューサーを迎えた楽曲となっています。

No曲名プロデュース
1R.U.NAge Factory
2STiLL BE CHiLDAxSxE
3Olenimorph, Ole中村弘二
4イーアーティエイチスィーナーエイチキューカーエイチケームビーネーズィーウーオム中野雅之
5LAZY DANCEフルカワユタカ
6なまえをよんでフルカワユタカ
7青風中村弘二
8僕の目を見つめて 君の世界になりたい中野雅之
9悲しみを纏う男たちの行進fOUL
10SakuraAge Factory
11NO CHOiCEAxSxE
NEVER MiND収録曲

豪華6組のプロデュース陣

Age Factory

2010年に結成した奈良県出身の3ピースバンド。2014年から現体制となり5枚のフルアルバムと、3枚のミニアルバムをリリースしています。

Age Factoryにとって今回が初めての外部プロデュースとなりました。

ドッグマン
ドッグマン

切ないAメロとサビの盛り上がりが今作『Sakura』を思わせるAge Factoryの『Blood in blue』です。

AxSxE

NATSUMENのギタリスト元SPACE KUNG-FU MANBOaTのメンバー。自身の活動の他にTOKIOや木村カエラへの楽曲提供神聖かまってちゃんのサウンド・エンジニア等を手掛けています。

WACK代表渡辺さんの作詞ネームJxSxKはリスペクトでAxSxEさんのオマージュ。

AxSxEさんがプロデュースされた「STiLL BE CHiLD」「NO CHOiCE」の2つの楽曲は、NATSUMENのメンバーが演奏で参加しています。

また、BOaTの楽曲も担当している南石聡巳さんがレック&ミックスを担当されています。

ドッグマン
ドッグマン

こちらはAxSxEさん提供の木村カエラの『L.drunk』今作『STiLL BE CHiLD』を感じるエッジの効いたギターがかっこいい楽曲です。

ドッグマン
ドッグマン

「NO CHOiCE」のポップさを感じるBOaTの『Kill Kill』。MVのジャングルジムが今作『STiLL BE CHiLD』のMVと重なります。

中村弘二(ナカコー)

元SUPERCAR(スーパーカー)で解散後は多数の名義でのソロ活動に加え、ナスノミツル中村達也と共に結成した「MUGAMICHILL」フルカワミキ田渕ひさ子牛尾憲輔と共に結成したバンド「LAMA」など数々のグループに所属しています。

今回は自身のソロでもコラボしたabelestさんとタッグを組んでいます。

ドッグマン
ドッグマン

スーパーカー『YUMEGIWA LAST BOY』。

MVの作りが今作『Olenimorph, Ole』に近いように感じます。

中野雅之

1990年からBOOM BOOM SATELLITESとして活動2016年にボーカルの川島道行さんが逝去しバンド活動が終了した後は、プロデューサーとして多くの作品を手掛けました。

THE NOVEMBERSの小林祐介さんと2020年にTHE SPELLBOUNDを結成。今作でのプロデュースの作詞・作曲はTHE SPELLBOUND名義となっています。

ドッグマン
ドッグマン

BOOM BOOM SATELLITES『GIRL』。

曲入りのカウントは『イーアー〜』そのもの。

フルカワユタカ

2012年の解散を経て2022年に再結成したDOPING PANDAのボーカルギター。2012年のバンド解散後はソロ名義で活動する一方、Base Ball BearLOW IQ 01 & THE RHYTHM MAKERSのサポートギターとしても活躍しました。

今作のプロデュースではあえてBiSの楽曲を聞かずに楽曲制作にとり組まれました。DOPING PANDAとしての一面とフルカワユタカとしての一面をそれぞれ感じることのできる2曲の楽曲に仕上がっています。

ドッグマン
ドッグマン

『LAZY DNACE』のオマージュ元となったDOPING PANDAの『 Hi-Fi』

ドッグマン
ドッグマン

『なまえをよんで』の爽快なギターサウンドを感じるフルカワユタカの『プログレッシブ』。

fOUL

1994年に結成されたスリーピスバンド。2005年から活動を休止していましたが2022年に活動再開しました。

fOULには『悲しみを身に纏った男達の行進』という曲があるようです。

全トラックと詳細解説

R.U.N

作詞:Eisuke Shimizu / 作曲:Age Factory / 編曲:Age Factory

アルバム1曲目に収録されているAge Factoryさんプロデュースの楽曲。フェードインから始まりいきなりシンガロングにつながるアゲソング。ライブでも積極的にセットリストに組み込まれています。

2024年1月4日(木)から5日(金)にかけて東京・代官山UNITで開催された24時間ライブ「CLOSE ENCOUNTERS OF THE THiRD BiS」で初披露されました。

クレナイ・ワールズエンドおすすめの楽曲です。

https://twitter.com/BiSidol/status/1747574485476352314

STiLL BE CHiLD

作詞:JxSxK / 作曲:AxSxE / 編曲:AxSxE

AxSxEさんプロデュースアルバムリード曲。エッジの効いたギターと時折挟まる変拍子がクセになる楽曲です。

レコーディングは以下のNATSUMENのメンバーが行っています。

Guitar:AxSxE / Bass:村田シゲ / Drums:マシータ

作詞はJxSxK(WACK代表渡辺淳之介)。「なんでなんだろ」「なんでなんで」と繰り返される歌詞が切ない大人になりきれない子供をのような歌詞となっています。

Olenimorph, Ole

作詞:abelest / 作曲:Koji Nakamura, abelest/ 編曲:Koji Nakamura

Olenimorph, Ole(オレニモルフオ)はナカコーさんプロデュースの楽曲です。事前にメンバーに「BiSに入る前のエピソード」などに関するアンケートを取って、その内容を歌詞に反映させています。

曲の途中で入るラップパートはヒューガー・イコが担当しており、BiSの新しい可能性を引き出しています。全身を3DスキャンしVFX(Visual Effects)で表現された独創的なMVは必見。監督はNaoki Arimaさん。

「胃がいたい」「陸上部部長」のイコ・ムゲンノカナタお気に入りの楽曲です。

イーアーティエイチスィーナーエイチキューカーエイチケームビーネーズィーウーオム

作詞:THE SPELLBOUND / 作曲:THE SPELLBOUND / 編曲:Masayuki Nakano

2023年7月12日に先行リリースされた5thシングル曲。もともとは3月に発売予定でしたが1月のメンバー脱退等で延期されていました。

「BOOM BOOM SATELLITES」/「THE SPELLBOUND」中野雅之さんプロデュースの楽曲です。作詞、作曲ともに名義はTHE SPELLBOUND作詞は小林さんが担当されています。

リズムトラックが印象的な電子音とロックサウンドが融合した楽曲となっています。

タイトルの「イーアーティエイチスィーナーエイチキューカーエイチケームビーネーズィーウーオム」は「mou zenbu mechakuchani shitai(もう全部めちゃくちゃにしたい)」の逆さ読みになっており、「ここからもっとよくなっていく」「再生されていく」「新しく始まる」といった意味が込めたれた「すべてうまくいく」おまじないとして小林さんが作った造語です。

MVは、BOOM BOOM SATELLITESのMVを多く手がけた 映像作家の柿本ケンサクさんがディレクションされています。

新生BiSの「新しい誕生日」を祝い、新しい始まりを後押しする一曲となっています。

アルバムでは4曲目に収録されています。シオンエピックお気に入りの1曲です。

LAZY DANCE

作詞・作曲・編曲:フルカワユタカ

2023年11月8日に先行リリースされた6thシングル曲。フルカワユタカさんプロデュースです。DOPING PANDA 『Hi-Fi』のセルフオマージュ作品。

ダンサブル・デジロックな楽曲に仕上がっています。ポップでキャッチーだけどどこか切なさも感じるメロディーです。音源はフェードアウトで終わりを迎えます。

MV監督は、DOPING PANDAのMVでも監督を務めたことのある映像ディレクターの清水康彦さんが担当。ウガンダの孤児院の子供達で構成された「Hypers kids africa」とBiSがコラボしています。

レコーディングではボーカルトラックを補正せずに使用する意向で何度も取り直しが行われました。振り付けヒューガーがメインに行い、トギー、ナノ3と協力して作成しました。サビやギターソロにはイコの振り付けが採用されています。

なまえをよんで

作詞・作曲・編曲:フルカワユタカ

2023年11月8日に先行リリースされた6thシングルのカップリング曲。

YoutubeにはDANCE ViDEOが公開されています。肩を組んで飛ぶ振り付けで会場の一体感が生まれるライブでも盛り上がるポップなギターチューン。

青風

作詞:abelest / 作曲:Koji Nakamura, abelest/ 編曲:Koji Nakamura

「新しく動く」「新鮮な感じ」をテーマに作られ、スーパーカー初期のような爽やかなバンドサウンドに仕上がっています。「R.U.N」と同様に24時間ライブ「CLOSE ENCOUNTERS OF THE THiRD BiS」で初披露されました。

ヒューガーお気に入りの楽曲で、振り付けは全てヒューガー一人で担当しました。

僕の目を見つめて 君の世界になりたい

作詞:THE SPELLBOUND / 作曲:THE SPELLBOUND / 編曲 Masayuki Nakano

「ガッチャガッチャ」や「バッキバッキ」といった擬態語が用いられた歌詞が印象的な楽曲。BiSとファンのラブソングとも取れる歌詞が素敵です。振り付けはトギー、ナノ3、ヒューガー。

悲しみを纏う男たちの行進

作詞:谷口健 / 作曲:fOUL / 編曲 fOUL

アルバムの中でも異彩を放つfOULさんプロデュースのシンプルなバンドサウンドの楽曲。レコーディングは音程や歌い方も自由に、ほぼ一発録りであったといいます。

Sakura

作詞:Eisuke Shimizu / 作曲:Age Factory/ 編曲 Age Factory

Age Factoryさんプロデュースの楽曲。BiSメンバーが積極的にセットリストに組み込んでいる推し曲です。

NO CHOiCE

作詞:JxSxK / 作曲:AxSxE / 編曲:AxSxE

BOaTの楽曲のようなキャッチーでポップな曲調に、「行かなきゃ」というBiSではよく使用される言葉が歌詞に取り入れられた、アルバムの最後を締めくくるにふさわしい楽曲となっています。

「STiLL BE CHiLD」と同様にJxSxKとAxSxEのコラボ楽曲です。

ファンの反応と評価

プロデューサー陣のファンの方々にも楽曲が届いており、今までBiSをあまり聴いていなかった人達からの評価燃やさそうです。

まとめ

BiSの3rdアルバムは、彼女らの新たな一歩を示す重要な作品となりました。また、楽曲提供を行なったミュージシャン達のファンもBiSを知る良い機会となりました。

プロデューサー陣が作る楽曲は今までにないBiSの可能性と表現の幅を広げることとなりました

4月1日からは初心に立ち帰り「自給自足」運営での活動を行っています。今後の活動にも期待が高まります。

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