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日本武道館のライブチケットが手元に届いた時の高揚感は格別です。
しかし同時に、「この席はどのあたりだろう?」「ステージはちゃんと見えるのかな?」といった、期待と少しの不安が入り混じるのではないでしょうか。
この記事では、そんな疑問を解消するため、アリーナ席からスタンド後方まで、各座席エリアからのステージの見え方を豊富な写真とともに徹底的に解説します。
当日の眺めを事前にシミュレーションし、ライブを最大限楽しむための準備にお役立てください。
日本武道館の座席 全体像
まず、会場全体の座席がどのように配置されているか、全体像を把握することが大切です。
日本武道館座席図
日本武道館の座席は、大きく分けて2種類あります。
- アリーナ席: ステージ前のグラウンド部分に設置される平面的な座席。
- スタンド席: アリーナを囲むように設置された、傾斜のある階段状の座席。
スタンド席は、1階、2階、3階席に分かれており、会場の八角形に沿って「北」「北東」「東」「南東」「南」「南西」「西」「北西」の8つのブロックに区分されています。
座席 | 列番号 | 列数 |
---|---|---|
1階席 | A – K | 10 |
2階席(前方) | A – F | 6 |
2階席(後方) | G – M | 6 |
3階席 | N – X | 10 |
3階立見席 | Y | 1 |
合計 | – | 33 |
※列番号に”I列”は存在しません。
詳細な座席位置については、「日本武道館座席図」から拡大縮小をすることで確認することができます。
※各座席の数や会場全体のキャパシティ(収容人数)に関する詳しい解説は、こちらの記事をご覧ください。
アリーナ席からの見え方

アリーナ席の基本
アリーナ席は、スタンド席のような段差や傾斜がなく、ステージと同じ平面のフロアに設置される座席エリアで、アーティストを最も間近に感じられるのが特徴です。
会場の一体感や熱気を肌で感じることができますが、段差がないため後方の席では前の人の身長によってはステージが見えにくくなることもあります。
そして、アリーナ席の価値を左右する最大のポイントは「ステージ構成」です。
チケットに記載のブロック番号や座席番号だけでは判断できない当日の楽しみがここにあります。代表的な3つのパターンを見ていきましょう。
パターン①:通常エンドステージ

最も一般的な、ステージ前方からA・B・C…と区画分けされるパターンです。
本日のアニラ武道館アリーナの座席表 pic.twitter.com/W4jhPEr6YE
— いっぺい@りなもぃ㌠ (@Rina3_38ta) December 10, 2021
29日30日とサカナクション武道館ライブ参戦される魚民さん、アリーナ座席表置いておきます🐟 pic.twitter.com/jePz6V4AYZ
— おかめ@武道館4日間参戦! (@sakana_834_194_) January 29, 2022
男闘呼組、武道館アリーナの座席表です。 pic.twitter.com/eErXQqCTru
— ☆★さよ★☆ (@gumi_otk) August 16, 2023
前方ブロック

ステージに最も近く、アーティストの表情まで見える「神席」の最有力候補です。
緑黄色社会武道館ライブ着席!
— だて🥦 (@soccer11180324) September 17, 2022
A4アリーナ前から2列目は視界良好すぎてテンション上がる👍#緑黄色社会 pic.twitter.com/H27EkR30ZK
玉置浩二ツアーファイナル
— あき (@Aki5296kobukuro) June 18, 2025
武道館 アリーナ3列目😢😢😢 pic.twitter.com/5YYwccQSyx
後方ブロック

前の人に埋もれるとステージ下部が見えにくくなりますが、スタンド席よりも臨場感を感じることができます。
ただし、ステージ全体を見渡すには少し不便な場合もあり、モニターと実際のステージを交互に見ることになるかもしれません。
パターン②:センターステージ
アリーナの中央に360度形式のステージを設置するパターンです。
武道館1日目終了
— つぼ (@tsubo0710) May 18, 2024
360度センターステージかっこよすぎた#ふるっぱー武道館#FRUITSZIPPER #ふるっぱー pic.twitter.com/wqIcVwewAF
見え方の特徴
- どの席からも比較的ステージとの距離が近くなります。
- パフォーマンスによってはアーティストの背中を見る時間も長くなります。
- アリーナ席の数は減少しますが、スタンド席が全方位で解放されるため、会場全体の収容人数は増加します。
パターン③:花道・サブステージあり

メインステージから客席に伸びる「花道」や、アリーナ後方に「サブステージ」が設置されるパターンです。アリーナ席の価値が最も劇的に変動するのがこの形式です。
見え方の特徴
- 花道横の席: たとえメインステージから遠いブロックでも、花道の真横であればアーティストが目の前を通る「神席」に変わる可能性があります。
- サブステージ周辺の席: アリーナ後方のブロックでも、サブステージが設置されれば、そのパフォーマンス中は実質的な最前列となります。
1階スタンド席からの見え方
1階スタンド席は、適度な傾斜があるためステージ全体を見渡しやすく、多くの人にとって満足度の高い「優良エリア」と言えます。
南・南東・南西(正面エリア)

ステージ全体と演出(照明、スクリーン)が最も美しく、バランス良く見える正面エリアです。
ただし、北側にステージが設置される場合、物理的な距離は最も遠くなります。 双眼鏡があると、よりライブを楽しむことができるでしょう。
東・西(サイドエリア)

ステージには物理的に近く、アーティストを間近に感じられるチャンスがあります。

ただし、角度によっては機材などでステージの一部が見切れる可能性もあります。

LUNA SEAのライブでは1階スタンドギリギリの位置まで花道が伸びていたのでメンバーが観客の手の届く位置まで来ていました。
前方列(A~E列あたり)
近さと見やすさを両立した最高のエリアの一つです。
後方列(F~K列あたり)

ステージからの距離は出ますが、全体の見やすさは保たれます。
ただし、後方になるにつれて2階スタンド席が天井のように覆いかぶさってくるため、視界の上半分が遮られ、圧迫感を感じるようになります。

特にK列付近ではこの圧迫感が顕著になるため、開放感を重視する場合には注意が必要です。また、音が少しぼやけて聞こえると感じることもあります。
2階・3階スタンド席からの見え方
2階・3階スタンド席は、ステージからの距離はかなり遠くなりますが、会場全体を隅々まで見渡せるのが最大の魅力です。
見え方と傾斜

ステージ上のアーティストは、残念ながら”豆粒サイズ”に見えることがほとんどです。
しかし、その分、ステージ全体の美しい照明やレーザー演出、会場が一体となってペンライトを振る光景などを最も堪能できる特等席とも言えます。


また、1階よりも傾斜が急なため、高さを感じやすく、立つと少し怖いと感じる人もいるかもしれません。
双眼鏡の必要性
このエリアでライブを最大限に楽しむなら、双眼鏡は必須アイテムです。
アーティストの表情までしっかり見たい場合は、8倍~12倍程度の、手ブレ補正機能付きのものがおすすめです。
特殊な座席について(見切れ席・立見席など)
公演によっては、以下のような特殊な条件の座席が販売されることがあります。
- 見切れ席・注釈付き席: ステージの真横など、構造上・演出上の理由でステージの一部が見えない、または見えにくい座席です。見え方には制約があることを理解しておく必要があります。
- 立見席: 3階席の最後尾に設けられる、指定された場所で立ったまま観覧するエリアです。ステージに近い「東」「西」ブロックからでも、ステージまではかなり距離を感じます。
息子とバニラズ!初武道館!
— リナ (@Rina_spm) March 8, 2025
注釈付きの席だったけどめちゃくちゃ良かった😳🫶
息子の身長だと少し見えにくかったみたいで、約2時間半ほぼ抱っこしてて腕が終わった🥹🥹
でもそれぞれの1番好きな曲もやっててセトリが神すぎた😭!!!
明日も行きたかったな、、😭😭 pic.twitter.com/EoepvLkOVT
まとめ
日本武道館の各座席エリアからの見え方について解説しました。
- アリーナ席は、臨場感と一体感を最優先する方向けで、ステージ構成によって価値が大きく変わります。
- 1階スタンド席は、見やすさと近さのバランスが取れた優良エリアです。
- 2階・3階スタンド席は、距離はあるものの、会場全体の演出を楽しむ特等席です。
どの席にもそれぞれの魅力があり、楽しみ方があります。
この記事が、当日のライブを最高の思い出にするための参考になれば幸いです。