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「今日の現場、最高だった!」
ライブが終わった後のあの独特な高揚感。友人と感想を語り合う時間は、何にも代えがたいものですよね。
今回レビューする漫画『今日の現場と終演ごはん』は、そんな「初めての現場」のドキドキと、ライブ後の「終演ごはん」の温かさをリアルに描いた物語です。
記念すべき第1話の舞台は、新宿のライブハウス「新宿MARZ」。
この記事では、漫画のレビューはもちろん、物語の舞台となった場所の紹介、そして作中に登場するアイドル現場の専門用語も分かりやすく解説します。
この記事を読めば、『今日の現場と終演ごはん』の世界がもっと面白くなること間違いなしです!
※この記事には『今日の現場と終演ごはん』第1話のネタバレが含まれます。未読の方はご注意ください。
第1話レビュー:初現場の「わかる!」が詰まった、リアルすぎる空気感
『今日の現場と終演ごはん』の第1話は、主人公の小川真がアイドルの「無銭ライブ」に初めて足を踏み入れるシーンから始まります。
ライブにはきてみたものの、どうすればいいか分からない。そんな初々しい戸惑いや、熱心なMIXへの新鮮な驚きは、誰もが通る道である「初めて」ならではの空気感。
作中では柵に掴まってジャンプする「柵ジャン」や、フロアでステップを踏む「ツーステ」といった光景も描かれており、思わず「わかる…!」と頷いてしまうほどリアルに伝わってきます。
私自身が初めてライブに行った時の、あの何とも言えない緊張と興奮が蘇りました。
そんな中で出会う女の子(ハンドルネーム「ナメクジイモムシ」)も印象的。
彼女との出会いが真をどう変えていくのか。これから始まるアイドル沼への第一歩に、ワクワクが止まりません。
物語を彩る主要キャラクター
第1話では、対照的な2人のキャラクターが登場しました。
主人公・小川 真(おがわ まこと)
アイドル現場は全くの初心者である24歳。会社を辞めスポットバイトで生計を立てています。
まっすぐな性格で、1人でライブハウスに乗り込む度胸の持ち主。
彼女の新鮮な戸惑いや発見を通して、読者も一緒に現場の空気を味わうことができます。
これからどう「沼」にハマっていくのか、その成長が楽しみなキャラクターです。
ナメクジイモムシ (通称:ナメイモ)
真がライブハウスで出会った女の子。
ハンドルネームのインパクトが強いユニークな名前とは裏腹に、現場に慣れた頼れる先輩として、真に楽しみ方を教えてくれる案内役のような存在です。
「おCHUしゃしますよ!」を熱心に応援しています。
ちなみに、漫画の表紙で彼女が持つ青いペンライトは、その形状からファンの間ではお馴染みの「KING BLADE MAX II」と推測できます。
単色のペンライトであることから、彼女が一人のメンバーを熱心に応援する「単推し」であることが伺えますね。
【初心者必見】作中登場!アイドル現場の専門用語カイセツ
アイドルの『現場』には、熱気を加速させる独特の文化や専門用語が欠かせません。
ここで、第1話に登場した用語をいくつかピックアップして、簡単にご紹介します!
MIX(ミックス)
曲のイントロや間奏などで、ファンが一体となって叫ぶ掛け声のこと。作中では、2種類のMIXが登場しました。
- 日本語MIX(虎火発動)
- 「虎(とら)!火(ひ)!人造(じんぞう)!繊維(せんい)!海女(あま)!振動(しんどう)!化繊(かせん)!飛(とび)!除去(じょきょ)!」と続く、スタンダードなMIX。
- パンMIX
- 「パンパンパンパンポケモンパン!」から始まり、「山崎春のパン祭り」で締めるユニークな内容です。
※作中では「ノケモンパン」となっていました。
主現場(しゅげんば)
自分がメインで通っている、一番応援しているアイドルの現場を指します。
最前(さいぜん)
ステージから一番前の列(最前列)のこと。アイドルを間近で見られる特等席です。
ここから派生して、「最前管理」や「最前割」といった、さらにディープな言葉も存在します。
レス
ライブ中にアイドルから特定のファンに向けて送られるファンサービス(目線、指差し、手を振るなど)、レスポンスのこと。「レスをもらう」という言い方をします。
箱(はこ)
ライブハウスのこと。音楽業界で広く使われる言葉です。
会場の大きさに合わせて、「小箱」「中箱」のように使ったりします。
無銭ライブ
チケット代が掛からないライブのこと。ただし多くの場合、入場時ドリンク代が必要です。
第一話では、「夢の無銭スリーマンvol.3」として3グループが出演する対バン形式のイベントでした。
ドリンク代(ドリ代)
多くのライブハウスで、入場時に支払う料金のこと。
600〜700円が主流で、会場内のバーカウンターでドリンク1杯と交換できます。
【聖地巡礼】物語の舞台、新宿を歩く
① ライブ会場「新宿MARZ」

第1話の物語が始まるのが、ここ「新宿MARZ」。
キャパシティ約300人とコンパクトで、ステージとフロアの間に柵がなく、アイドルとの距離が非常に近い点が特徴です。
作中では描かれていませんが、2階からライブを観覧することもできます。
新宿MARZのアクセスやコインロッカー情報など、詳しい情報はこちらの記事で解説しています。
②終演ごはん「つるかめ食堂」
興奮さめやらぬライブの後、2人が向かったのは新宿の老舗大衆食堂「つるかめ食堂」。
ライブ後の興奮と空腹を満たすのにぴったりな、温かい雰囲気が伝わってきました。
新宿MARZから徒歩5分という近さも、終演ごはんに最適ですね。
- 住所: 〒160-0021 東京都新宿区歌舞伎町1丁目15−8
- 営業時間: 11時30分~15時00分、17時00分~23時00分
- 定休日: 水曜日
まとめ:あなたの「終演ごはん」の思い出は何ですか?
『今日の現場と終演ごはん』第1話は、アイドル現場の熱狂と、ライブ後のごはんがくれる幸福感を見事に描き出した、共感と発見に満ちた素晴らしいエピソードでした。
この漫画を読んでいると、自分のライブの思い出も一緒に蘇ってきます。
みなさんの「最高の現場と終演ごはん」の思い出は何ですか?ぜひ、コメントであなたの素敵なエピソードを教えてください!
この漫画が気になった方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
(「Kindle Unlimited」でなら無料で読めます!)
▼ 第2話レビューはこちら!