【Loop耳栓レビュー】ライブ用モデル「Experience 2 Plus」|価格差の価値は?スタンダードモデルとの違いも解説!

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【Loop耳栓レビュー】ライブ用モデル「Experience 2 Plus」|価格差の価値は?スタンダードモデルとの違いも解説!
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ライブ用耳栓の定番「Loop Experience 2」と、その上位モデルである「Experience 2 Plus」

見た目はそっくりですが、価格も機能も少し違います。購入を前に「結局、自分にはどっちが合っているの?」と、その明確な違いを知りたい方は多いのではないでしょうか。

結論から言うと、もしあなたが「様々なライブシーンに応じて、遮音性を自分で変えたい」と考えるなら、答えは断然「Plus」です。

この記事では、Plusだけに付属する追加機能「Loop Mute」などのの実力を、スタンダードモデルとの比較を交えながら徹底レビューします。

この記事を読めば、あなたに最適なモデルがどちらなのか、この記事を読めばハッキリと分かります。

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Plusを選ぶ、2つの大きな理由

スタンダードモデルとの価格差には、それを上回る明確な理由が2つあります。

理由①:遮音性を調整できる「Loop Mute」

これがPlusの最大の価値です。「Loop Mute」というシリコン製のリングを装着することで、遮音性を+3dB向上させることができます。

「たった3dB?」と思うかもしれませんが、音響の世界では、音量を3dB下げることは、耳に届く音のエネルギーを「半分」にすることを意味します。

これは、体感としてハッキリと「楽になった」と感じられる、非常に大きな差です。

この「遮音性を自分で切り替えられる」というカスタマイズ性が、Plusモデルの核心的な価値と言えるでしょう。

理由②:フィット感を追求できる「フォーム製イヤーピース」

Plusには、標準のシリコン製イヤーピースに加え、フォーム製のイヤーピースが3サイズ付属します。

イヤーピースの素材は、付け心地や遮音性能を大きく左右する重要な要素です。

比較ポイントシリコン製フォーム製
付け心地滑らかで着脱が容易耳の形に合わせて変形し、吸い付くようにフィット
遮音性能良好非常に高い
音質への影響クリアでハッキリした音。
高音域が綺麗に聞こえやすい。
暖かみのあるマイルドな音。
高音の角が取れ、低音が豊かに聞こえやすい。
耐久性・手入れ非常に高い。
水洗いが可能で、長持ちする。
低い。
汚れが付きやすく、消耗品。

シリコンの快適さはもちろん、フォームの持つ最高のフィット感とよりマイルドな音質も選べる。

この選択肢の広さが、Plusのもう一つの大きなアドバンテージです。

アクセサリー感覚のデザインとカラー展開

耳栓本体のデザインは、スタンダードモデルと共通の、洗練されたリング状のデザインです。

アクセサリー感覚で着けられるため、いかにも「耳栓」という見た目に抵抗がある方でも安心です。

▼カラーバリエーション

Plusモデルで選べるカラーバリエーションは以下の通りです。

スペックで見る性能の違い

項目Experience 2Experience 2 Plus
遮音性能 (SNR)17 dB (固定)17 dB (Muteなし) / 20 dB (Muteあり)
遮音評価値 (NRR)12 dB (固定)12 dB (Muteなし) / 15 dB (Muteあり)
付属品本体、キャリーケース
シリコン製イヤーピース(XS, S, M, Lの4サイズ)
本体、キャリーケース
シリコン製イヤーピース(XS, S, M, Lの4サイズ)
フォーム製イヤーピース(S, M, Lの3サイズ)
Loop Mute
参考価格¥4,500¥6,200

※SNRとNRRについて

SNRは主に欧州、NRRは主に米国で使われる遮音性能の基準です。
測定方法が異なるため数値も違いますが、どちらも公式な性能値です。日本ではSNRが参照されることが一般的です。

【データで見る】「Mute」はどの音を効果的に消している?

さらに詳しくデータを見ると、「Loop Mute」の効果は一律ではないことが分かります。

下の表は、Muteの有無で、特に重要な音域の遮音性(APV)がどれだけ向上するかを示したものです。

音の高さ (周波数)Muteなし (APV)Muteあり (APV)遮音性の向上幅
250Hz (音の厚み)11.4 dB14.8 dB+3.4 dB
1000Hz (ボーカル)14.6 dB18.3 dB+3.7 dB
2000Hz (高音)19.8 dB24.1 dB+4.3 dB
遮音性能(音域別)

注目すべきは、ライブで特に耳に刺さりやすい高音域(2000Hz)で、最も効果が高く(+4.3dB)なっている点です。

これが、Muteを付けると「シンバルの金属音がよりマイルドに聴こえる」理由です。

ただ全体の音量を下げるだけでなく、耳への負担が大きい音域を狙ってカットしてくれる、非常に優れた設計であることがデータから読み取れます。

遮音性能の、さらに詳細な全データはこちら

▼Muteなし 詳細データ

SNR (dB)H (dB)M (dB)L (dB)
Mean(平均値)18.518.717.515.8
StDev(標準偏差)1.31.61.81.7
Value(保証値)17171614

▼Muteあり 詳細データ

SNR (dB)H (dB)M (dB)L (dB)
Mean(平均値)21.4222018.4
StDev(標準偏差)1.21.51.51.5
Value(保証値)20211917

▼Muteなし 詳細データ

Freq. (Hz)Sound attenuation (dB)Standard deviation (dB)APV (dB)
6319.14.414.7
12515.33.711.7
25014.53.111.4
50016.62.913.7
100017.83.214.6
200022.32.519.8
400019.53.116.4
800015.63.412.2

▼Muteあり 詳細データ

Freq. (Hz)Sound attenuation (dB)Standard deviation (dB)APV (dB)
6319.36.313
12519.43.717.1
250172.214.8
50017.92.815.1
100020.63.218.3
200027.23.124.1
400022.83.619.2
800018.11.616.5

【用語のポイント】

  • Mean / Sound attenuation (dB): テストでの平均的な性能値です。
  • StDev / Standard deviation (dB): 数値のばらつき。小さいほど性能が安定しています。
  • Value / APV (dB): 最低でも保証される遮音性能。最も参考にするべき数値です。
  • SNR (dB): これは製品全体の平均的な遮音性能を示す最も重要な指標の一つです。数値が大きいほど、全体的な遮音性が高いことを意味します。
  • H (dB): 高音域(High-frequency)での遮音性能です。シンバルの金属音や、電子音の甲高い部分などをどれだけカットするかを示します。
  • M (dB): 中音域(Medium-frequency)での遮音性能です。ボーカルやギターの音などが含まれる、音楽の最も重要な部分です。
  • L (dB): 低音域(Low-frequency)での遮音性能です。ベースやバスドラムの「ドンドン」という音をどれだけカットするかを示します。

Freq. (Hz): 周波数(ヘルツ)。音の高さを数値で示しています。

  • 250Hz(ベースラインの輪郭やバスドラムのアタック感)
  • 1000Hz(人の声や楽器のメロディの中心あたり)
  • 2000Hz(多くの楽器の倍音が含まれる重要な高音域)

実際のライブでの使用感を徹底レポート

■ 装着感とイヤーピース

シリコン製イヤーピース

シリコン製イヤーピースは滑らかで着脱が容易です。シリコンは柔らかく、圧迫感もそれほど感じません。

付属のサイズはXSがあるため、子供や小柄な方にもあう

フォーム製イヤーピース

フォーム製イヤーピースは、耳の形に合わせて変形し吸い付くようにフィットします。

遮音性が非常に高いですが、長時間つけていると耳が痛くなってしまうこともあります。

黒ということもあり、若干汚れが目立ちやすいです。

■ 【最重要】音の聞こえ方を2パターンで比較

【パターン1:Muteなし(-17dB)での聞こえ方】

この状態での聞こえ方は、スタンダードモデルと全く同じです。

音質が劣化せず、各楽器の音がクリアに聞こえる、素晴らしいサウンド体験ができます。

【パターン2:Muteあり(-20dB)での聞こえ方】

シンバルやギター、女性ボーカルの高音などがよりマイルドになり、耳がしっかりと保護されて、負担が軽減されているように感じます。

ただし、その分、ライブ特有の「高音が突き刺さるような感覚」や「会場全体の箱鳴り」といった、ある種の”生々しさ”は少し和らぎます。

これを「快適」と捉えるか、人によっては「少し物足りない」と感じるかは、個人の好みやその日の体調にもよるでしょう。

「最高の安全性」と「ありのままの臨場感」の、どちらを優先するかの選択と言えます。

【利用シーンはライブだけじゃない】Experience 2 Plusが活躍する場面

Loop Experience 2 Plusの真価は、その圧倒的な対応力にあります。

「Mute」を使い分けることで、あらゆるシーンをあなたにとって最適な音響空間に変えることができます。

音楽ライブ・フェス

Muteなし(-17dB): アコースティックライブやジャズバーなど、音の繊細さや会場の響きをそのまま楽しみたい時に有効です。

Muteあり(-20dB): ロックやEDMのライブ、スピーカーの前方エリアなど、より強力な遮音性が必要な場合に。耳への負担を最大限に軽減します。

再入場ができない音楽フェスなどでは、お目当て以外のアーティストの時間は「Muteあり」で耳を休ませ、本命の時間は「Muteなし」で臨場感を楽しむ、といった戦略的な使い方が可能です。

通勤・通学

Muteなし(-17dB): 普段の電車やバスの騒音を適度に和らげ、ストレスを軽減します。アナウンスは聞き逃したくない、という場合に最適です。

Muteあり(-20dB): 特に騒がしい路線や時間帯に、より静かな空間が欲しい時に。読書や仮眠に集中できます。

カフェやコワーキングスペースでの集中作業

Muteなし(-17dB): 店内のBGMは心地よく聞き流しつつ、周囲の会話や雑音だけをカットしたい時に。

Muteあり(-20dB): 締め切り前の作業など、さらに集中力を高めたい時に。自分だけの世界に没入できます。

【結論】Experience 2 Plusは、こんな人におすすめ!

あなたが以下の項目のいずれかに当てはまるなら、数千円の価格差を払ってでも「Plus」を選ぶ価値は十分にあります。

  • 様々なジャンル・規模のライブに行く人
  • 機能性を重視し、自分で音量を調整したい人
  • 「備えあれば憂いなし」という最高の安心感を求める人
  • 最高のフィット感を追求したい人

購入前のよくある質問(Q&A)

Q. 正しい付け方が分かりません。

A. 最高の効果を得るには、正しい装着が不可欠です。公式動画で、イヤーチップの交換から装着までの手順が分かりやすく解説されています。

Q. お手入れはどうすればいいですか?

A. Loop製品は、水に浸けるのではなく、湿らせた布などで優しく拭くのが基本です。詳しくは公式のお手入れ方法の動画をご確認ください。

▼正しい装着方法・お手入れを動画でチェック▼

公式サイトでは、正しい装着方法などを解説した分かりやすい動画が公開されています。正しくフィットさせることが、最高の効果を得るための鍵になります。

(補足)なぜ高音質? Loop Experience 2を支える独自の構造

Loop Experience 2が、他の耳栓と一線を画す最大の秘密は、その独自の音響構造にあります。

より鮮明な音質を実現する新しい音響設計、メンブレン、メッシュに加え、より快適で確実な装着感を実現するアップグレードされたイヤーチップが搭載されたExperience2。

loop earplugs / experience 2 Plus

一般的な耳栓は単に耳に蓋をすることで音を遮断するため、音がこもってしまい、音楽のディテールが失われがちです。

しかし、Loop Experience 2はこの図のように精巧なパーツで構成されています。

  • アコースティックチャンネル: 音が自然な形で鼓膜まで届くように設計された「音の通り道」。
  • メッシュ & メンブレン(膜): この通り道を通る音を特殊なフィルターでろ過。不要なノイズや耳に負担をかける音域だけを効果的にカットします。

この革新的な仕組みのおかげで、音がこもることなく、音楽のクリアさや繊密さを保ったまま、全体の音量だけを安全なレベルまで下げることができるのです。

まとめ:一つの耳栓で、全ての音楽体験を最適化する

Loop Experience 2 Plusは、スタンダードモデルの優れた音質はそのままに、「遮音性を調整できる」という強力なカスタマイズ性を手に入れた、まさに上位モデルと呼ぶにふさわしい製品です。

これ一つあれば、静かなライブから轟音のフェスまで、あらゆる音楽体験をあなたの耳にとって最適な環境に変えることができます。

「どちらを買うか迷ったら、大は小を兼ねる」ではありませんが、機能が多い「Plus」を選んでおけば、将来的に後悔する可能性は限りなく低いでしょう。

あなたのライブライフを、より安全で、より豊かで、そしてより自由なものにするための最高のパートナーです。

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スタンダードモデルとの、さらに詳しい比較記事はこちらから▼

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