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本記事ではTHE SPELLBOUNDの2021年の活動についてまとめてみました。(2020年12月15日に結成後、本格的な活動1年目の年です。)
1月からの5ヶ月連続デジタルシングルリリースやライブに関して紹介します。
THE SPELLBOUNDの概要については以下の記事にまとめています。
【リリース】5ヶ月連続デジタルシングルリリース
結成後の翌2021年1月から5ヶ月連続でデジタルシングルをリリースします。MVは、BOOM BOOM SATELLITES活動期から中野さんの同志である映像作家の柿本ケンサクさんが監督されています。
1stシングル『はじまり』
THE SPELLBOUNDは2021年1月13日に1stシングル『はじまり』でデビューしました。
まだバンドの方向性が定まらない時期から楽曲制作が始まり、半年ほどの時間をかけてバンドの意味や方向性が見えてきた中で完成に至った楽曲です。
MVには小林さん、中野さんに加え、BOOM BOOM SATELLITESでサポートドラムを務めていた福田さんの姿があり、ファンを喜ばせました。
リリース前には小林さんが制作の風景を盗撮してポストしていました。
2ndシングル『なにもかも』
2月10日に2ndシングル『なにもかも』がリリースされました。
THE SPELLBOUNDの楽曲制作のギアを変えるきっかけとなったという楽曲です。並行して制作していた他の楽曲の中でも、お二人が納得のいく形に出来上がった最初の曲です。
1作目の『はじまり』で感じる振り切った希望とは対照的に、不安の中で手繰り寄せるわずかな希望・祈りを感じるシリアスな曲調です。
MVには小林さんと中野さんの二人が出演しています。赤い衣装を纏った複数のダンサー達に囲まれ、薄暗い飲食店やブティックの中で演奏するMVが印象的です。
何かに抑圧された状態から解き放たれ自由になった人々が、行き場を見失い彷徨い歩き、最終的に一つの拠り所にたどり着くような内容となっています。
初めはバラバラに動いていた個々が、最終的には同じ動きをする部分も見どころの一つです。
3rdシングル『名前を呼んで』
3月10日に3rdシングル『名前を呼んで』がリリースされました。
この曲は高速ブレイクビーツとハイトーンボーカルが絡み合うプログレッシブな楽曲で、中野さんとしてもTHE SPELLBOUNDというバンドをよく表現出来ていると評価した作品です。
- ブレイクビーツ
- ターンテーブルを使い、ドラム演奏のフレーズを再生またはスクラッチする奏法
仮タイトルが「アルゴリズム」でサイバーパンク的あったというこの曲は、ラブソングに落とし込もうという中野さんの提案で「感情を含めた個人が社会の一部になってしまうというアルゴリズムから飛び出して、私の本当の存在を認めてほしい」という思いが込められた曲になりました。
4thシングル『A DANCER ON THE PAINTED DESERT』
4月28日に4thシングル『A DANCER ON THE PAINTED DESERT』がリリースされました。
この曲はトラップでよく使われる三連符のフレーズから始まる心地よいビートが特徴の楽曲です。THE SPELLBOUNDの楽曲では歌詞の情報量が非常に多い楽曲です。サビの開放感が気持ち良い。
MVは夜の遊園地で踊るダンサーたちと小林さん、中野さん、福田さんが出演されています。
5thシングル『FLOWER』
5月25日に5thシングル『FLOWER』がリリースされました。
この曲はマシン・ガン・ケリーやヤングブラッドのようなポップパンク調をお題に、大喜利的に制作したという楽曲です。
MVは前4作のように大勢のダンサーが登場することはなく、ダンサー2人が世界観を表現しています。
一度楽曲が終わった後に再び楽曲が始まり、バンド演奏と共に過去4作品の映像がエンドロールのように流れていく構成が印象的な完結作品となっています。
【ライブ】ワンマンライブ
1stワンマンライブ「THE SECOND CHAPTER」
2021年7月8日に恵比寿LIQUIDROOMにてTHE SPELLBOUND初となるライブ「THE SECOND CHAPTER」を敢行しました。ライブメンバーにはMVにも出演されていた福田さんと、新たに大井さんの参加が発表されました。
コロナ禍の規制に準じて行われたライブとなりましが、リリースしたTHE SPELLBOUNDの楽曲の他に新曲2曲、また、THE NOVEMBERSの『TOKYO』やBOOM BOOM SATELLITESの『BACK ON MY FEET』も披露され、ファンも大満足のライブ内容となりました。
チケットは即日完売となり、YouTubeにて期間限定で無料配信も行われました。
No | 曲名 | 備考 |
---|---|---|
1 | なにもかも | SB |
2 | 名前を呼んで | SB |
3 | はじまり | SB |
4 | A DANCER ON THE PAINTED DESERT | SB |
5 | 新曲(スカイスクレイパー) | SB |
6 | TOKYO | N |
7 | BACK ON MY FEET | BBS |
8 | FLOWER | SB |
9 | 新曲(おやすみ) | SB |
FUJI ROCK FESTIVAL’21への出演
THE SPELLBOUNDは結成からおよそ8ヶ月余りでフジロックへ出演しました。やはりそれだけ中野さんの音楽が世間に期待されていたということでしょう。
2021年8月22日(DAY2)のRED MAQUEEステージに出演し、トリを飾りました。
No | 曲名 | 備考 |
---|---|---|
1 | なにもかも | SB |
2 | 名前を呼んで | SB |
3 | はじまり | SB |
4 | A DANCER ON THE PAINTED DESERT | SB |
5 | BACK ON MY FEET | BBS |
6 | FLOWER | SB |
7 | おやすみ | SB |
2ndワンマンライブ「A DEDICATED CHAPTER TO STUDIO COAST AND YOU」
2021年12月18日に新木場STUDIO COASTにて2回目のワンマンライブとなる「A DEDICATED CHAPTER TO STUDIO COAST AND YOU」を開催しました。
新木場STUDIO COASTは翌年1月で閉館することが決まっていました。
アンコールではBOOM BOOM SATELLITESの『MORNING AFTER』が披露されました。
12月25日にはライブの模様をノーカットでの無料配信がありました。
No | 曲名 | 備考 |
---|---|---|
1 | Sayonara | SB |
2 | 君と僕のメロディ | SB |
3 | 名前を呼んで | SB |
4 | なにもかも | SB |
5 | はじまり | SB |
6 | Nowhere | SB |
7 | MUSIC | SB |
8 | スカイスクレイパー | SB |
9 | A DANCER ON THE PAINTED DESERT | SB |
10 | TOKYO | N |
11 | FLOWER | SB |
12 | おやすみ | SB |
En-01 | MORNING AFTER | BBS |
まとめ
2021年は、THE SPELLBOUNDにとってはじまりの年でした。
5ヶ月連続リリースから始まり、ワンマンライブ、FUJI ROCK FESTIVALへの出演に加え、アルバム制作と充実した活動内容となりました。
2022年の活動については以下の記事にまとめています。
ここまで読んでくださりありがとうございました。