ドレスコーズ|バンドでありひとりである志磨遼平のソロプロジェクト。経歴、楽曲を徹底解説

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志磨遼平のソロプロジェクトとも言えるバンド「ドレスコーズ」。

それはもはや志磨さんの表現を行うための概念のように、メンバーや音楽性を変えながら進み続けています。

今回はそんなドレスコーズのこれまでの経歴と楽曲についてまとめてみました。

ドレスコーズとは

バンド概要

ドレスコーズ(the dresscodes)は志磨遼平を主体としたバンドグループです。

2011年12月の毛皮のマリーズの解散後、2012年1月に始動。4月1日に結成がアナウンスされ、現在(2024年)9枚のアルバムをリリースしています。

固定のバンドメンバーを持たず音楽性やライブ内容に応じて様々なミュージシャン・音楽家を迎え入れて活動しています。作品によって音楽性が大きく変わることも特徴です。

バンド名の由来

バンド名の由来は明確に言及されておらず、メディアごとに様々な回答をしています。

  • どんな音楽をやっても合うバンド名としてなんとなくの思いつき
  • Sが多いから
  • 範馬勇一郎の必殺技「ドレス」から

ドレスコーズのメンバー

ドレスコーズの代表的なメンバーを紹介します。

志磨遼平

プロフィール

  • 名前:志磨遼平(しまりょうへい)
  • 生年月日:1982年3月6日
  • 血液型:A型
  • 身長:182cm
  • 出身:和歌山県

2003年に毛皮のマリーズを結成。2011年12月5日に武道館公演を行い解散。

2012年4月にドレスコーズを結成し活動を続けています。ライブではボーカルを務めています。(曲によりアコースティックギターやエレキギターを持つこともある。)

ドレスコーズとしての音楽活動のほか、他アーティストへの楽曲提供映画や舞台の音楽制作にも携わっており、クリエイティブな才能を多方面で発揮しています。

有島コレスケ

プロフィール

  • 名前:有島コレスケ(ありしまこれすけ)
  • 生年月日:1987年11月12日(2003年の夏に高校2年生)
  • 血液型:不明(本人も知らない)
  • 身長:177cm
  • 出身:東京都

有島コレスケはドレスコーズで主にベース・コーラスを担当しています。

オリジナルメンバーのドレスコーズが終了した2015年以降のドレスコーズのほとんどの作品に関わるメンバーです。

『平凡』リリース期(2017年)の体制(FUNK GANG)では、オリジナルメンバーの山中さんをベースに迎え、有島さんはギターを担当しました。

自身のバンドtoldarko lemmingのほか、0.8秒と衝撃。崎山蒼志yamaスズメーズBOYLY Entertainmentなど数多くのライブサポートや音楽制作にベース、ギター、ドラムとして参加するなど、マルチに活躍しています。

ドレスコーズの遍歴

ドレスコーズはメンバーが流動的に変わっていったり、時代やアルバムによってジャンルが様々で、一言で表現することが非常に難しいバンドです。

当記事では時系列ごとに遍歴を紹介いたします。

オリジナルドレスコーズ期(2012年4月〜)

2014年4月に4人で結成された「Original dresscodes」

Original dresscodesメンバー

  • ボーカル:志磨遼平
  • ギター:丸山康太
  • ベース:山中治雄
  • ドラム:菅大智

2012年12月に1stアルバム『the dresscodes』をリリース。ワンマンツアーやツーマンライブを実施し、カウントダウンジャパンやロックインジャパンにも出演します。

2013年11月には2ndアルバム『バンド・デシネ』をリリース。アルバムを携えツアーも実施されます。

2013年8月17日に初の日比谷野外音楽堂ワンマン公演「ゴッドスピード・サマー・ヒッピーズ」を開催しましたが、翌月に突如4人体制での活動終了を発表しました。

志磨遼平ソロ期(2014年9月〜)

オリジナルメンバー3人が脱退し志磨遼平独りとなった「the dresscodes1」

志磨さんが一人で制作した3rdアルバム「1」は2週間ほどで楽曲が書き上げられ、レコーディングから2週間ほどでアルバムが完成します。制作開始からおよそ3ヶ月後の12月10日にリリースしました。

コートを着て海岸に一人佇むアルバムジャケットは、ベン・ワットの「ノース・マリン・ドライブ」を意識されています。

ロック期(2015年1月〜)

2015年1月『1』のリリースにともなうツアー「Don’t Trust Ryohei Shima」が開催されました。この公演ではサポートメンバーと共に楽曲を披露。『1』の楽曲を中心に、毛皮のマリーズの楽曲も披露しファンを沸かせました。

ここからドレスコーズは様々なメンバーを迎えた体制で活動していきます。

ドレスコーズ参加ミュージシャン

2015年から2017年のドレスコーズは様々なミュージシャンがドレスコーズとして演奏を行いました。

既存のバンドに志磨さんが加わる体制では以下のようなバンドとともにドレスコーズとして演奏しています。

志磨 + 既存バンド

  • KING BROTHERS:極悪ドレスコーズ
  • OKAMOTO’S:ドレスコーキ
  • THE NOVEMBERS:dresscodes Noir
  • N’夙川BOYS:N’dresscodes
  • おとぎ話:名前なし(R.I.P TOUR)
  • 女王蜂:dresscodes:Q
  • THE BAWDIES:the dresscodes with B

上記以外に、各パートごとにミュージシャンを集め構成された体制でも活動されました。

ベース有島コレスケ(0.8秒と衝撃。、 told、スズメーズ、BOYLY Entertainment、arko lemming)を主軸に、以下のメンバーが招かれました。

代表的な参加メンバー

▼ギター

  • 越川和磨(ex.毛皮のマリーズ)
  • 牛尾健太(おとぎ話)

▼ベース

  • 栗本ヒロコ(ex.毛皮のマリーズ)
  • ウエノコウジ(the HIATUS)

▼ドラム

  • 菅大智(ex.ドレスコーズ)
  • 前越啓輔(おとぎ話)
  • 中村達也
  • アヒト・イナザワ

▼キーボード

  • 中村圭作
  • 長谷川智樹

オーディション

2015年10月には4thアルバム『オーディション』をリリース。前回のアルバム『1』とは対照的に、多数のプレイヤーを迎え制作が行われました。

参加プレイヤー

  • G:沙田瑞紀(ねごと)、マーヤ(KING BROTHERS)、オカモトコウキ(OKAMOTO’S)、牛尾健太(おとぎ話)、會田茂一、近藤研二
  • B:有島コレスケ
  • Dr:ピエール中野(凛として時雨)
  • Key:中村圭作、長谷川智樹

人間ビデオ

2016年10月に3rdシングル『人間ビデオ』をリリースしました。この楽曲は映画『GANTZ:O』(東宝)主題歌となりました。

この作品にはギターに和嶋慎治(人間椅子)、ドラムにピエール中野(凜として時雨)が参加しています。(ベースは有島コレスケ。)

また、カップリング曲として毛皮のマリーズの『コミック・ジェネレイション』の再録音源が収録されました。こちらは映画『溺れるナイフ』の主題歌で、映画には志磨さんも出演しています。

ファンク・オペラ・ロマ期(2017年5月〜)

平凡、ファンク・ギャング

2017年3月に5thアルバム『平凡』をリリースします。構想5年、制作2週間だったようです。

このアルバムは“統制されて無個性になった未来社会”がコンセプトとされています。

従来のロックな楽曲とは異なるファンク・ダンス調のジャンルを取り入れたアルバムとなっています。

この時期からメンバー編成も変わり「FUNK GANG」として金管楽器を編成に取り入れています

ベースの有島さんはギターに転向しており、ベースには山中治雄(ex.ドレスコーズ)が参加しました。また、この時期から以後もドレスコーズに長く関わるドラムのビートさとしが参加しています。

三文オペラ・音楽劇

2018年1月から志磨さんが音楽監督・生演奏を担当した初の舞台『三文オペラ』が始まります。その後、『ドレスコーズの《三文オペラ》』をリリース。

5月から開始されたライブツアー「dresscodes plays the dresscodes」は『三文オペラ』から着想を得て音楽劇のようなライブになりました。

この頃はベース有島コレスケ、ギターケンゴマツモト(THE NOVEMBERS)、サックス福島健一を主軸にバンドメンバーが構成されました。

ジャズ・ロマ音楽

「人類最後の音楽」をコンセプトに制作された6thアルバム『ジャズ』が2019年5月1日(令和の始まりの日)にリリースされました。

ジプシー・ロマ音楽に影響を受けた楽曲で構成されています。前作『平凡』からの流れを継いでいるようにも感じる作品です。

アルバムタイトルは、人類の繁栄期を共にしてきた音楽であるという点と、「騒々しくて中身がない」という語源から「から騒ぎし続けた人類の歴史」というアルバムテーマにふさわしいとして付けられています。

ロマ音楽
西アジアやヨーロッパ圏の移動型民族を中心に発展した音楽。

クラシック期(2021年4月〜)

2021年4月『バイエル(I.)』が突如配信リリースされました。トラックは「練習曲」と題されたピアノによるインスト曲のみで構成されたアルバムでした。

その後に『バイエル(II.)』が配信リリースされました。「練習曲」はそれぞれタイトルが付けられ、インストからボーカルトラックが加わった弾き語り作品へと成長しました。

さらに翌月にはギターやドラムの音が加わった『バイエル(III.)』が配信リリースされました。

6月15日に7thアルバム『バイエル』の完成版が配信リリースされました。「成長する」というより「完成した作品が進化する」というコンセプトのようです。

ドッグマン
ドッグマン

アルバムが成長すると、前の音源が聴けなくなって恋しかったです。

6月からは緊急事態宣言下でツアー「バイエル(変奏)」が開催されました。

これまで数々のプロミュージシャンを迎えていたドレスコーズでしたが、ツアーに向けてメンバーを一般公募し集まった20歳前後の若手演奏家4人がメンバーに迎え入れられました。

ボーカルギターの志磨さん加え、田代祐也(ギター)、原元由紀(ベース/ファゴット)、成澤美陽(チェロ)、ミズグチハルキ(ドラム/パーカッション/ピアノ)の5人編成で演奏され、配信で成長を遂げたバイエルの楽曲たちが、また新しい形のアレンジで披露されました。

ポップス・歌謡期(2022年5月〜)

ラブソング・ポップス

先行配信シングル『エロイーズ』『聖者』『やりすぎた天使』のリリース後、2022年10月に8thアルバム『戀愛大全』がリリースされました。

このアルバムは夏をテーマにした架空の短編映画のサウンドトラックをイメージして制作されました。ラブソングやポップスの楽曲で構成されています。

この時期からライブでのバンドメンバーがほぼ固定になりました。

バンドメンバー

  • ベース:有島コレスケ
  • ギター:田代祐也(『バイエル』ツアーから続投)
  • ドラム:ビートさとし(『平凡』ツアー他参加)
  • キーボード:中村圭作(12月24日のドレスコーズ他参加)

歌謡・ポップス

先行配信シングル『ドレミ』『最低な友達』『少年セゾン』のリリース後、2023年9月に9thアルバム『式日散花』がリリースされました。

ジャケットからも前作『戀愛大全』と地続きのような作品に感じます。当作品は前作に比べ昭和歌謡を感じる楽曲が多く収録されています。

アルバムを携えて開催されたツアー『散花奏奏』では音楽に加え衣装、映像も昭和歌謡漂う雰囲気となっています。

ドレスコーズのおすすめ曲(ドレスコーズ編)

10年以上の活動と9枚あるアルバムの中からおすすめ曲を紹介します。

Trash

1stシングルであり、1stアルバム『the dresscodes』に収録されている楽曲「Trash」

とにかく管さんのキレッキレのフィルインと荒らしいドラムが最高の楽曲。

毛皮のマリーズとはまた違う志磨さんのかっこよさ、「初期のドレスコーズは丸やっぱり丸山さん」と志磨さんに言わしめた丸山さんのギターとそれを支えるような山中さんのベースにも注目です。

これが一つのロックンロールの答えなのではないかと思ってしまいます。

ドッグマン
ドッグマン

みんなでかくてステージに立っているだけでカッケェ、、。

ゴッホ

2stアルバム『バンド・デシネ』に収録されている楽曲「ゴッホ」

ドラムとボーカルのみで始まるラップのようなパートが印象的な楽曲。

映像は2015年に開催された「Don’t Trust Ryohei Shima JAPAN TOUR」のもの。ギター越川和磨、ベース有島コレスケ、ドラム中村達也の編成です。

ドッグマン
ドッグマン

中村達也の「yeah」が最高。

スーパー、スーパーサッド

スーパー、スーパーサッド

オリジナルメンバー3人が脱退し、志磨さん一人になったドレスコーズの3rdアルバム『1』に収録されている楽曲。志磨さんが一人でレコーディングを行いました。

シンプルなサウンドと切ない歌詞がしみじみ心に響きます。「イェイ、イェイ」という部分がより切なさを引き立てているように感じます。

ドッグマン
ドッグマン

MVで毛皮のマリーズの作品が出てくるところ、いいよね。

贅沢とユーモア

贅沢とユーモア

様々なアーティストを招いて制作された4thアルバム『オーディション』に収録された楽曲。

ベースとドラムにピアノ、バンジョー、管楽器を加えた華やかな構成です。MVでは志磨さんがダンスを披露しています。ドレスコーズの”喜”や”楽”な部分が前面に出ています。

エリ・エリ・レマ・サバクタニ

6thアルバム『ジャズ』に収録れている楽曲。

十字架にかけられたイエス=キリストが叫んだとされる言葉で「わが神、わが神、なぜ私をお見捨てになったのですか」と訳されます。

ピーター・アイヴァース

コロナ禍の中制作された7thアルバム「バイエル」の最後を飾る楽曲。バイエル制作前に作られていた楽曲なので他の楽曲と比べてバンドサウンド感が強めです。

歌詞の「ああダメなぼくがまた盛り上がってる ああこれをずっと待ってた気がする」の部分に初期衝動の全部が詰まっているといっても過言ではありません。

あなたの胸にもヒットすることを期待しての選曲です。

やりすぎた天使

8thアルバム『戀愛大全』に収録されている楽曲「やりすぎた天使」。「エロイーズ」、「聖者」に続いて配信リリースされました。

近年のドレスコーズの特徴でもある分かりやすいリフがある楽曲。中村圭作さんの鍵盤が大活躍しています。

愛に気をつけてね

もはや紹介する必要もないのでは?と思うほどドレスコーズファンなら誰でも知っているであろう楽曲「愛に気をつけてね」

3rdアルバム『1』の最後に収録されている楽曲でライブの定番曲です。

ドッグマン
ドッグマン

会場には行けませんでしたが、映像で見た時の衝撃は忘れられません。

ファンの反応

ファンの方がX上で「マリーズ/ドレスコーズの好きなアルバム」を募集されていました。

ドレスコーズとしては『1』、『平凡』、『戀愛大全』が人気のようです。

https://twitter.com/nekono07/status/1796486165262115181
ドッグマン
ドッグマン

ちなみに私は下位の『バイエル』、『バンド・デシネ』あたりが好きです。

作品によって音楽性が変わっているので好みも大きく分かれそうです。

まとめ

今回はドレスコーズについてまとめてみました。ドレスコーズはファーストの頃から聴いていますが活動歴や作品も多くまとめてることが非常に難しかったです。

毛皮のマリーズの楽曲についてはまた別の機会にまとめてみようと思います。

今後も志磨さんがどのような活動に取り組んでいくのか非常に楽しみです。

ここまで読んでくださりありがとうございました。

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